スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

VS三女【第二話】

ピンポンパンポ~ン♪

この作品は本編、『とある科学の事件体質』とはいっさい関係ないものだとご了承ください。
出てくる登場人物は本編とも、原作ともまるで関係ありません。
なお、本編をシリアス:ギャグ=5:5といった感じなのに対し、
この作品ではシリアス:ギャグ=0:10です。


また、この作品は以下の要素を含めます事をあらかじめご了承ください。

・登場キャラのほとんどがキャラ崩壊してます。
















とある科学の事件体質(トラブルメーカー)外伝
~とある家族の一家団欒(オリジンブレイカー)~第2話









外からは小鳥の鳴き声が聞こえ、窓から差す柔らかな朝日は俺たち兄弟に朝を示していた。

さて、唐突だが、姉妹が美人だと損だってよく聞くけどさ。正直な所、姉妹や兄弟が美人だろうがなんだろうと、どうでも良いんだ。ほら、あれだよ。どんなに花が奇麗でもさ、その花で出来る実がおいしいかどうかはわからないわけで。まぁ、実がおいしければどんな醜い花でも俺的には構わないかなって感じなんだよね。それにさ、実がうまくなければ腹は満たされないってやつで、

「で、その心は?」

朝食がゲロマズい

「初めからそう言いなさいよおおおおおおおおお!!」
「ぎゃあああああああああああああああああああ!!」

朝からリビングに雷が落ちた。
もちろん俺は複数の能力で避雷針を作って避けたので、この叫び声は雷でゲームのセーブデータを消された一行によるものだ。


閑話休題


キッチンという戦場で俺と三女の美琴は朝から大怪獣もかくやという戦いを繰り広げた。
キッチンは荒れ果て、既にそこは戦場と成っていた。
端には踞った一行の横で四女のミサカがこちらを伺っている。
俺と目の前に立つ美琴の間には火花や電気が飛び散り、そこら中を焦がしている。

いや、物理的な意味で。

とりあえずさ、何がまずかったのかを考えないか?

これ以上キッチンを荒らして母さんにどんなお仕置きをされるか戦々恐々としている俺の提案に肩で息をする三女が頷いた。
俺の目の前にあるのは黒い物体。
通称、『未元物質(ダークマター)』。
おかしい、これが作れるのは俺の兄貴だけの筈なんだが…。

「異議あり!ダークマターって言ってんのはお兄ちゃんだけでしょ!」

そりゃそうだろ、被害にあってんの俺だけじゃん。

俺の言葉に三女はうっと呻くと押し黙った。
実際に三女の料理を食べているのは俺だけだ。
四女であるミサカは双子である三女の美琴が料理が苦手であることを当然知っているので、美琴が当番の日は自分の分だけ先に作っている。
一行は朝はパンのトーストしか食べないし、普段の五女と母親は必ず残る昨日の残りものを食べている。
ちなみに美琴が朝食当番の日に限って兄貴達や姉貴は何かと忙しいと言って外泊してくる。
ようは逃げているというわけだが…
つまり、美琴の料理の被害を被るのは俺だけということだ。

「おかしいなぁ、今日はミサカと同じ手順で作った筈なのに…」

それでこうやってダークマターが作れる点ではある意味才能なのかもしれんな。

「うっさいわ!」

っと、これでは話が進展しないな。
よし、ここは第三者の意見を聞いてみるか。

なぁ、一行。一行さーん?そんなところでorzって格好してないで戻っておいで~。

「お、俺の最強ドラゴンパーティーが…。五Vの性格一致ラ○ィアスが…。相棒のリザー○ンが…」

すっかりへこんでいる一行はこちらの声が聞こえていないのかぶつぶつと呟いている。
仕方なく俺はため息を吐くと、一行の肩を叩き、こちらに顔を向け涙を流す一行に微笑みを浮かべながら、

『未元物質(ダークマター)』(美琴作)!!

俺は手近にあったブツを口にねじ込んだ。

「グはァ!!?」

倒れる一行に一言。

食事中にゲームやるんじゃねぇ。

いや、これ本当に大事ね。
世の中の家族間の絆が薄いとかよく言うけど、食事中ってのは本来家族との交流を深めるべき場所であるはずだ。
そんな中で自分だけの世界に埋没するゲームをやるってのはどうかと思う。

「…………………」

一行は突然の劇物に反射することすら出来なかったのか泡を吹いて倒れた。
なんか紫色の泡を吹いてるけど、無視する。

「てか一行お兄ちゃんに第三者の意見とやらを聞くんじゃなかったの?とミサカはお兄ちゃんの冥福を祈りながら尋ねます」

「ちょっと、それじゃ私の料理が毒みたいじゃない!?」

「…………………」

一口で気絶してる被害者を目の前にして未だに自分の犯行を認めないとは…。
美琴、オソロシイ娘!!

「というか、口にねじ込んだのは唯鷹お兄ちゃんでは?とミサカはまぁお姉ちゃんの『未元物質(ダークマター)』なら仕方ないかという心中を隠しながらフォローします」

「結局私をフォローしてない!?」

まぁまぁ、ミサカ。お前いつも美琴と一緒に料理作ってんだろ?何か問題点とかないのか?

「…………………目に見える物は特には、とミサカは目を伏せます」

…………………そうか。
と言う事は美琴の料理は何か超常的なことが起こっているというだ。
つまり、何をしても救いようが……。

「ねぇ、さっきからなんか酷くない!?」

気のせいだよ、美琴。

「せめてこっち見て言いなさいよ!」

「そうだよ、お姉ちゃん。とミサカはその通りだと言うことをあえて言わずに家族間の絆を保つ方向で言葉を繋ぎます」

「もう私の心がズタボロよ!!」

冗談はさておき、とりあえず今度誰かに料理教わるか…。

「そうだね、とミサカは絶望しか見えない未来をあえて見えてない振りをします」

「ねぇ、だからなんかさっきから酷くない!?」

「酷ェのは美琴の料理だろォ、常識的にk(ry…ぐふっ」

気絶から目を覚ました一行が血反吐を吐きながら呟いた。

「誰が上手い事を言えと、ミサカはツッコミます」

「うまくない!!」







閑話休題







美琴~。今回の料理は微妙だったけど、まぁ、前回よりはマシだったし。大丈夫さ。前回よりは上手くなってるから気にすんなって。

アホ毛をしゅんとさせて哀愁を漂わせながら登校する妹にフォローを入れてみる俺である。

「…………………本当?」

予想外に落ち込んだ声に俺は慌てて横にいるミサカとテレパシーを繋ぐ。

(おい、なんかものすごく落ち込んでんだけど!?)

(ちょっとからかい過ぎたかなぁ、とミサカはお姉ちゃんのあのしゅんとした雰囲気がそそるなぁとか思ってたりするのを心中に(ry)

(いや、これ心中の会話だから。バレバレだから。てかお兄ちゃんは妹がドSかもしれないという事実の方が驚きですけど!?)

(ミサカのことは置いといて…、とりあえずお姉ちゃんを励ます方向で行くと良いと思うよ、とミサカは助言します)

ミサカはため息を吐きつつフォローをしてくれた。

「ええ。お姉ちゃんの食材選びも万全だったし、とミサカはフォローを入れてみます」

「料理自体はフォローしてない!?」

美琴はそう言いつつも嬉しいのかアホ毛が少しぴょんとはねた。

ああ、まぁ半生野菜と黒こげハムを添えて砂糖と塩を間違えてる目玉焼きだったけど…、食えなくはなかったしなぁ。

再度シュンとするアホ毛。
ミサカの蹴りが俺の足にヒットする。

で、でも本当に悪くはなかったぞ。それに美琴が頑張ってたのは見てたからな。また次回頑張ろう、な。大丈夫だって。

「…ありがとう」

それに、なにより、

「なにより?」

伺う様に前から尋ねてくる我が家の三女に、俺は笑顔で胸を張りながら応えた。

今回は一行の気絶タイムが五秒縮んだし!

「ふざけんなあああああああああああああ!!」
「ぎゃああああああああああああああああ!!」

避雷針を作ったと言うのに…それすら無視してダイレクトに俺に電撃を当てるとは…成長…したな…美琴。げふっ。

どさりと俺は地面に倒れふす。

「遅刻するのでさくっと起きてくださいとミサカは電撃を当ててお兄ちゃんを起こします」

そんな俺に電撃を当ててこようとするミサカの顔は妙な笑みが浮かんでいる。

ミサカ…倒れてる人間に追い打ちをかけるドSな子は感心しないぞ。あと既にお兄ちゃんに電撃は効かぬ!

能力による避雷針に加え、力場によってあらゆる電気を無効化する『気力絶縁(インシュレーション)』を使う俺に今や死角はない。

「む、ならば蹴りを喰らわせますとミサカは即座に渾身の一撃を放ちます!」

なんの!体術で俺に敵うと思っているのか!後、踵落としは止めなさい、いくら下着の上に短パン履いてr…短パンを履いてないだと!?ぐげふっ!

「残念、これは下着の上に履いた下着です。とミサカは頭をおさえて踞るお兄ちゃんに勝利宣言をしてみます」

「どっちにしても下着じゃないの!!それと朝っぱらからアホなコントやってんな!遅刻するわよ!」

そう言えばそうだな。っと、そろそろ分かれ道か。
ミサカと美琴の通う中学と俺の通う高校は自宅から少し行った所で分かれ道になる。
いつもならこの辺りで妹達の後輩達が突進してきたりするが、今日はいないようだ。
そんじゃお二人さん、また後でな。

「それじゃ、とミサカは適当に手を振ります」

「じゃーねー、ってそうだ。お兄ちゃん」

お互いの通学路に向かっていこうとすると美琴が慌てた様子で声をかけて来た。
どうしたのだろう?

「あ、あの、私の料理のことお兄ちゃんの学校で言い触らさないでね?」

別にそんなことがバレた所で何の問題もないかと思うんだが…。
変な美琴だ。

(それが意外とあるんです、とミサカは思います)

(ほう、その意味は?)

(最近、お姉ちゃんが携帯ショップに行ったのは覚えてますよね、とミサカは確認します)

(うん、最近やっと機械に触っても壊さなくなったからと言う事でだろ?)

(その時にお姉ちゃんが携帯の使い方を教えてもらった店員さんがお兄ちゃんの学校の生徒だったみたいなんです、とミサカは…)

(なるほどwww ちなみにそいつの名前は?)

(さぁ、ミサカもよく知らないんです。ただぼさぼさの黒髪だったのは確かです)

(ふーん、まぁだいたい予想は立ってるけどねぇ)

おおかた上条あたりだろう。
あのフラグメーカーなら人様の妹様だろうがなんだろうが関係なくフラグを立てていく。
そう言えば先日も隣のクラスの女子達が十数人単位でやられたって話が…あれ?何か腹の底から何か沸き立つ様な感情が。
ああ、これが…

(嫉妬ですね、とミサカは間の手を)

(違うから。単純にやっとこのじゃじゃ馬女な妹にも人並みな恋の季節が訪れたかという安堵だから)

(なんという)

「お兄ちゃん?」

おっと、美琴をほっぽっちまったな。
まぁ、そもそもこんなことを言い触らすわけ無いじゃないですか…。
妹が料理できないんだが…どうしよう。
ってどこの青春ヤロウですか?
まぁ、でも面白いネタも拾えた事だし。

さて、どうしようかな?そういや俺の知り合いの黒髪野郎が料理が苦手な子は嫌いだって言ってたな。

とでも言っておこうw

「なっ!?」

お、ショック受けてる。
我が妹ながら面白いなぁ。美琴は。
それにしてもミサカの話は本当だったみたいだな。

(失礼な。ミサカはめったなことではウソは吐かないですよ?とミサカは…)

(そうかいそうかい。)

(むー、信じてませんね?とりあえずお兄ちゃん)

(ん?どうした?)

(御愁傷様です☆)

(へ?)

「お兄ちゃんのバカあああああああああああああああ!!」

「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」

後で聞いた話だが、どうやら美琴は俺たちがテレパシーで話してる間ずっと俺に話しかけていたようだ。
俺はそれに気付かず、無反応で、勝手に自爆って勝手にキレた美琴は雷を俺に落としたというわけらしい。
おかしい、俺『気力断絶』すら使ってたはずなのに…。
後、「ようだ」とか、「らしい」とか使っているのは俺が雷を喰らって気絶したからで。
気絶して置いてかれたので俺は遅刻した。

「外で立ってなさい!!」

涙目の母親に言われて俺はクラス中を敵に回したのだった。
ちくしょう。




おまけ。

(やっぱりお姉ちゃんの泣き顔は良かったなぁ)
お兄ちゃんに我侭言わないから!とか行って懇願してる時に半分涙目な美琴の泣き顔を思い出しながらミサカは悦に浸っていたそうな。




後書き。

実を言うと、自分の進学に関する問題が現在かなり切羽詰まった状態にあるスザクです。
どうも、お久しぶりですね、皆さん。
作品の構成は思いつつもなかなか筆が進まず、更新ができていませんでした。
本当にすいません。
と、こんなことを書きつつ、更に謝らねばなりません。
上にも書いた通り私的な用件でかなり切羽詰まっており、作品を書く時間があまり取れないのです。
そこで一旦休止という形を取りたいと思います。
もちろん、作品は完結まで持って行きたいと思ってます。
早くても落ち着くのが10月前くらいなので実質半年程更新が止まります。
本当に申し訳ありません。
とりあえず落ち着いた頃にまた更新を行いたいと思います。

それでは、皆さん一旦ごきげんよう。



後書き(改)
改訂版です。
どうもお久しぶりです。
スザクです。
更新止まるよとか言っときながら更新しました。
しかも改訂しました。
すいませんww
まぁ、あれだ。

かっとなってやった。
反省している。(主に神裂さんのシーン削除の意味で)

え?勉強?
ガンバリマス…
スポンサーサイト

Comment

 
管理人にのみ表示する
 

Track Back

TB URL

HOME

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。