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八月十日 弐【一方通行編】

白衣を着たギョロ目の女性は綾峰を見ながら一言呟いた。

「『上位能力(レプリカ・オリジナル)』ね」

「え?」

ズキンッと綾峰の頭に何か突き刺さるような痛みが走った。

「ぐっ」

「久しぶり、とでも言うべきかしら。あの事件以来ね」

「………………誰だ?あんた?」

綾峰は本当に相手が誰なのかわからなかった。
故に聞いた言葉に女性の姿が突如として消える。

「へ?」

驚いて硬直した綾峰に瞬間、どすっと女性の重い蹴りが股の間の急所に入った。

「………………な、………………何を………………」

地面に倒れふし、悶絶する綾峰が聞く。

「because アナタ高校1年生、私高校3年生。長幼の序は守りなさい。タメ口禁止」

「だから…………って、これ…………は……」

「もう一発逝っとく?」

「イエ、スイマセンデシタ」

「それでよろしい」

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八月十日 壱【一方通行編】(大幅改定ver.)

「いやぁ、正直本当にこれ以上もなく心残りで遺憾で残念なぐらいに忘れてたなぁ……」

呟く綾峰の目の前には自分の部屋の壁に掛けられた日めくりカレンダーがあった。
日付は八月十日、既に八月八日から2日も経っている。
昨日、インデックスに上条が入院したことを聞いた綾峰は上条の病室にカエル医者に頼みごとをするついでに訪れたのだ。
そして病室で右腕に包帯を捲いた上条を見ながらカエル医者が、

「君の体って結構神秘的だよね?数週間で入退院を繰り返して、しかもその原因が両方右手なんだよ?なにかな、君は看護婦さん好きな人なのかい?」

と言っているのを聞いたのだ。
その瞬間、綾峰は思い出した。
三沢塾を襲った錬金術師のことを。

(だいぶ印象に薄い巻だったからあん時まで忘れてたけど、たしか姫巫女?巫女神?とかいうヒロインがいたはず……?)

巫女さんの印象しかない綾峰だった。

(ま、言い訳ってわけじゃないが。あの巻は俺の立場だとあまり関われないはずだしなぁ。どうにか上条も無事だったみたいだし、いっか。
 と、なると確かこの後は『妹達(シスターズ)』と『一方通行(アクセラレータ)』か。これも俺の立場だと直接は解決できないんだよなぁ)

「メンドクセー………………なんて言ってもいられないか」

『omnia 1000(我が世界の全てを守るために)』

今更ながら大仰すぎた気もするこの言葉。
それでも、この言葉が綾峰にとって当たり前の言葉であり、為さねばならないものであるのだから。
その言葉(信念)に嘘を吐かぬために綾峰は街に繰り出すのだった。

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